1841年マクデブルクに設立された醸造所 Diamant Brauerei Magdeburg のビアコースターです。
戦後1941年に国営化され、1990年には GETRANKE KOMBINAT MAGDEBURG(株式公開会社 国営ビヴァレッジ・コンバ イン・マクデブルク) に属しました。
ザクセン州で一番の生産量を誇る古い醸造所でアルコール度数が高いビールスタイル”ボック”を作っていました。
「一杯どうだ!」とばかりに力強く掲げられたビアグラスが目印です。
ピューターや銀、陶製のジョッキやカップでビールを飲んでいた昔。
水滴がテーブルリネンを汚さないよう、敷き物として古くはウール(獣毛)でできたフェルトのマットを使用していたそうです。
水分を吸収し洗える利点はありましたが、乾くの時間が掛かりバクテリアの温床となってたフェルトは衛生的ではありませんでした。
1880年、ドイツのBuckau(ブッカウ)で初めて段ボール(板紙)を型で抜き、
様々なモチーフを印刷したコースターが作られました。
1892年にはドレスデンで今日のビールコースターの前身ともいえる木製フェルト
(木の繊維をほぐして水と混ぜ圧縮したもの・現在のパルプのと同類)が発明されました。
■サイズ:直径10.7cm 厚み 約2mm
■ドイツの蚤の市で見つけた古い時代のビアコースターです。
経年保管上の灼け感がみられますが、よい味わいになっています。
全体的には大きなダメージのないよいヴィンテージコンディションを保っています。
古物、ヴィンテージの特性をご理解ご了承いただき、お楽しみくださいませ。